〜 つぶやき〜




Sunday, 21 December, 2003

…Blue Blue Blue…

長く生きれば生きるほど
人の死というものと
向かい合わねばならぬらしい。

ぶるぅぶるぅぶるぅ

大好きなあお
あおに包まれ幸せなとき
そんなつかの間の幸せも長くは続かぬらしい。

人の命が消える時
人の命が消える事

それは残された者たちの
それからの人生に
かなり大きな影響を与える。




Thursday, 13 June, 2002

…散歩… Episode 〜

私の言葉は モーツァルトの世界らしい。
この世の悲しみの部分だけを表現しているからだろうか。
生きることの悲しみ
言の葉が奏でるのは 短調のモーツァルトの調べ


そして
この…散歩…への感想が一通届きました。

そこには
「長調のモーツァルトを感じる」


その人の感性に脱帽

そのとおりです。
この時私は楽しかった。

写真を撮る事
ザリガニをとる親子の声
「だるまさんがころんだ」と はしゃぐ女の子たち
小さな子供をつれた若いお母さん

乾燥していまひとつ元気のないはずの紫陽花が
初夏の日差しに照らされ キラキラ光るその様は

生きている

そんな印象を受けましたもの



Thursday, 06 June, 2002

…かぜ… Monologue 〜

言いたい言葉がたくさんあり過ぎて
伝えなくてはいけない事がたくさんあり過ぎて
頭が痛くなったことがありますか?
胸が痛くなったことがありますか?

自分の言葉で人が傷つき
人の言葉で自分が傷つく

「発しないことには意味をなさず 」
と人に説きながら
発する言葉を間違える自分

もどかしく、情けなく、涙が止まらなくなる
人を傷つけるくらいなら
沈黙を選んだ方がずっと気が楽

でもやはり
「沈黙には沈黙の答えのみ」

伝えなければ答えはみつからない
沈黙にかえってくる言葉は答えではない

それは相手が私に発した言葉
自分はその言葉に言葉をかえさなければ

誠実に 真剣に 心からの言葉を



Friday, 17 May, 2002

…さくらさく… Epilogue〜

昨年の春
ひとり寂しく逝ってしまった父
彼を見送った日は
とても暖かく
川沿いの桜は満開で
とても美しかったのを覚えています。

悲しい思いでみつめてしまった花
桜は 私の中で悲しい花となってしまったのだろうか
そんな気持ちで向かえた今年の春

一年という時間を経ても
相変らず落ち着くことなく
花を探す余裕も無く
そして今年の季節の流れはとても早く

また桜を撮ることなく終わるのだな

そう思っていた3月の終わりの日
たまたま行った公園で満開の桜と出逢いました。
世間ではもう春の終わりを告げ始めているのに…

美しかった
その時蘇る想い出も

「撮って良いんだね」


私は ずっと忘れません。
桜の美しさ
そして父を

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写真の腕はまだまだで
その美しさを伝える事は難しい
5枚の写真をランダム表示にしてあります。

この写真を撮っている時一本の電話がありました。
内容は一枚の写真がPOTDに選ばれたと。
その写真は
もうひとつの趣味である、陶芸の師匠の手でした。

「ありがとう」
自分が発したこの言葉は誰に向けられたものなのでしょうね。